工務店の業務改善とは

業務改善
男性社員
男性社員

工務店に業務改善は必要ですかね?

さの
さの

業務は誰がおこなっても同じように出来ないといけません。
そのためには、業務改善をおこないましょう。

工務店の業務改善とは

工務店の業務とは、つくる家はそれぞれ違いますがそのための仕事のやり方はほとんど変わりません。そのため、誰がおこなっても同じようにできるようにすること、これが業務改善となります。

工務店は様々な課題に直面しています。例えば、以下のような課題が挙げられます。

◆生産性の低下:アナログなやり取りや事務作業に時間と手間がかかり、効率的に工事を進められない。
◆人手不足・高齢化:若年層の建築離れや高齢化により、現場で働く人材が減少し、技術・技能の承継が困難になる。
◆コミュニケーション不足:顧客との情報共有や要望の把握が、社内で共有できていない。

これらの課題を解決するためには、工務店は業務改善を行う必要があります。業務改善とは、普段の業務に取り組む中で発生するムダを排除し、効率よく仕事ができる環境を整備することです。業務改善におけるムダとは、「ムリ」「ムダ」「ムラ」のことで、以下のように定義されます。

ムリ:無理な計画・無理な作業・無理なスケジュールなど
ムダ:必要以上の生産・無駄な会話・無駄な動作など
ムラ:作業量のムラ・無理と無駄が混在し作業が不安定な状態

業務改善を行うことで、以下のようなメリットを得ることができます。

コスト削減:人件費や経費を削減できる。
生産性向上:作業時間を短縮し、工事案件を増やせる。
モチベーション向上:従業員の負担を減らし、職場環境を改善できる。

では、具体的にどのように業務改善を進めるべきでしょうか。ここでは、業務改善を行うための5つのステップを紹介します。

①業務の洗い出しと見える化:現状の業務内容や流れを把握し、ムダや問題点を発見する。
②改善点と課題を確認:洗い出した業務から改善すべきポイントや優先順位を決める。
③改善策を考える:課題に対して具体的な解決策や目標を設定する。
④改善策の実行と評価:計画通りに改善策を実施し、効果や問題点を検証する。
⑤改善策の定着と改善の継続:改善策を定期的に見直し、業務の標準化やルール化を行う。

特に①のところで、業務フローの整備からおこなうことが大切です。

特に現場監督の業務は大きな課題に

工務店の業務は多岐にわたりますが、その中でも大切な役割を担うのが施工管理です。施工管理とは、建設現場の準備から完成までを管理する業務で、工事の原価管理、工程管理、品質管理、安全管理などを行います。そしてその中でも「お客様対応」が、信頼を得ると信頼をなくすの分かれ道になるのです。ここで信頼をなくすと、クレームなどに発展していきます。当然、紹介なども頂けなくなりますし、今のような情報時代においてはSNSなどですぐに噂が広まってしまいます。

このようなことがおこらないためにも、工事管理の業務は特に重点的に改善してくことをお勧めします。そして、より業務を効率よくおこなうために、次のようなサービスを使うことが良いです。

◆業務管理システム:工事の進捗や原価、品質、安全などを一元管理できるシステム。
◆チャット・コミュニケーションツール:現場や事務所、顧客とリアルタイムに情報共有できるツール。
◆クラウドサービス:場所や時間を問わずにデータや資料にアクセスできるサービス。

気を付けないといけないのは、これらのツールありきではなく、自社の業務改善をおこなってからそれを補完・効率よくするためにこのようなサービスを使うということです。

以上、工務店の業務改善について、その必要性、重要性を解説しました。工務店は社会情勢や顧客ニーズに応えられるように柔軟に変化し、業務改善を行っていくことが重要です。業務改善は一朝一夕にできるものではありませんが、小さな改善から始めていくことで大きな成果につながるでしょう。

安全に関する研修や、業者会・安全大会での講演等も承ります。業者会・安全大会では、先に現場を見せていただければ、その評価を踏まえてお話しします。
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