社員30名以下の”工務店経営者”様へ
業務において、ミス・ロス・ムダを徹底的に排除しなければなりません。しかし業務の仕組みがないと、個人任せとなり部門間の調整もうまくいきません。よくあるのが後戻りと責任の所在不明確。これらを無くすには、業務の流れと役割を明確にしていくことです。これは働き方改革にもつながりますが、「建設業の2024年問題」もありますので、今のうちに業務改革が必須です。
仕組みをつくると、利益につながります。例えば一番良い営業フローを決め、誰でも同じトーク、提案ができれば営業全体の契約率が上がります。設計打ち合わせの内容、進め方、確認の取り方を決めておけば、設計効率が上がりミスも減ります。現場でのミス・ロス・ムダが無くなれば違算が減ります。トータルで考えると、しっかりとした仕組み化は、実は利益につながるのです。
現場でのお客様対応をきちんと決めて、その場での不安や不満を解消できます。それが安心と信頼につながります。この対応の仕方も仕組み化していくことで、誰もが同じ対応が出来るようになるのです。多いのが「お客様の要望があれば現場で案内する」。これでは対応にバラツキが出てしまします。現場の対応次第で大きな信頼を得ましょう。それが未来の顧客創造へつながります。
木質パネル工法の住宅メーカーの開発部門にて、住宅の性能や構造や大臣認定取得に関わる業務に従事。その後日菱企画株式会社/住宅産業塾の事務局長として、工務店向けの勉強会、視察会、会員サービスといった住宅産業塾の運営と会員へのコンサルティングをおこなう。現在は独立し、現場改善や診断・指導、業務改善指導などのコンサルティングのほか、住宅産業塾の魅せる現場コンテストの企画・運営なども引き続き従事している。住宅産業塾事務局長時代は、大型バス4台の視察会成功や定員超えの大型セミナー開催など、段取りが得意。