現場の隣の様子を見て、感じる事はないですか?
住宅工事現場の隣への配慮が、建築現場において果たす役割は計り知れません。「近隣配慮は十分ですか」という記事を書きましたが、そちらでは近隣はよく見ていますよということでした。今回は特に、隣のお宅との関係性を深め、共に良好な環境を築くために考えるべき点について詳しく探ってみましょう。
例えば、隣のリビングの目の前を工事で人の行き来をしている場合、住んでいる側からしたらどんな気持ちになるでしょうか?
現場で見かけるのが、カーテンを閉めっぱなしにしている状態です。常に留守ならいいですが、在宅なのにカーテンで目隠ししている、しかも隣の工事にくる職人さんたちに見られたくないという感覚があるのだとすると、おそらくその住宅会社に対してはあまりよいイメージを持っていないと思われます。
しかも休憩時間に大きな声で談笑していたり、会社や何かの悪口を言っているようなら尚更です。意外と聞こえてしまうし、内容によっては不愉快に感じる事もあります。
ではどうしたらいいか?
是非お隣に声がけしてみてください。工事監督でもいいし営業でもいいと思います。「何か気になる事はありませんか?」と声を掛けるだけで印象はガラッと変わります。その時に是非おこなっていただきたいのが、隣のお宅前の道路掃除です。普段から掃除をしておいて、声を掛ければ「こちらの建築会社は、きちんとした姿勢を持っているいい業者さんだ」と思ってもらえると思います。
そのような対応の中で、「実はリビングからの目線が気になっていた」という話が出てくれば、ちょっとした目隠しをつくってあげる、こんな配慮ができれば素晴らしいですね。
隣への思いやりが、単なる建築作業を超えて、信頼の獲得に繋がることを忘れてはなりません。今すぐ現場をチェックしてみてください。
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